下條村

下條村で見つける、暮らしのなかの“いつも”のオイシサ
長野県南部、天竜川と下條山脈に挟まれた下條村。標高差のある34の集落に、畑と果樹園が広がる。
ここでは、季節の移ろいがそのまま食卓に届く。春は山菜、夏から秋は桃や梨、りんご、晩秋には干し柿。採れたものを味わい、漬けたり干したりしながら、次の季節へつないでいく。食べるものを、自分たちの手でつくる暮らしがある。
この村の“いつも”を映すのが、道の駅〈信濃路下條〉だ。〈うまいもの館〉には、旬の野菜や果物、手づくりこんにゃく、漬物、そば万十、よもぎっ娘が並ぶ。どれも商品である前に、煮物や汁物、お茶の時間に親しまれてきた村の味だ。店の棚からは、特別な日のごちそうではなく畑と台所の今が見えてくる。
下條村のオイシサは、毎年巡る季節と人の手が育ててきた“いつも”なのだと思う。